
5月20日 TOHOシネマズ西新井にて
http://www.mistmovie.jp/
のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、デヴィッド(トーマス・ジェーン)は湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に不安を感じながら、息子ビリーと隣人ノートン(アンドレ・ブラウアー)を連れてスーパーマーケットへ買い出しに出掛ける。すると間もなく、買い物客で溢れるスーパーマーケットにも濃い霧が迫り、やがて町全体が霧に覆われてしまう。身動きがとれない人々の前に、今度は得体の知れない生物の姿が現れる…とかナントカ。
旧約だ新約だと違いが全く分かりませんが、聖書の説法を聞いていると、神はどれだけイジワルなんだと思います。本作のフランク・ダラボン監督のように。ダラボン監督がスティーヴン・キングとタッグを組むのは、これで3度目。『ショーシャンクの空に』と『グリーンマイル』を成功させた彼ですが、個人的にキング原作物では本作がダントツでおススメです!
異常な状況に置かれた人々の理性の崩壊を丁寧に描いているので、霧に潜む何かとは別に、マーケットの内側の恐怖も存分に味わえました。はじめは誰も耳を傾けなかった狂信者の戯言も、いつの間にか何かにすがり始める人たちの救いに変わり、彼女に賛同していく姿が怖かったですね。平時では入らないスイッチがオンになっているので、何をしでかすか分からない。そんな恐怖でした。
本作では、ダラボン監督によりラスト15分が加筆され衝撃的な結末を迎えるのですが、これが素晴らしい。賛否両論でも100%支持します。だって、あれだけ恐怖を味わったのに…。この素晴らしさは、併せてダラボン監督のサディスティックな一面でもあります。どんだけイジワルなんだと思いましたよ。
近年、「衝撃のラスト」なんて宣伝を見ると、どーせ大したことないでしょとスルーしがちですが、本作のそれは本物でした。
※「GOOD JOB」…DVD購入検討基準域。
※「SO-SO」…まあまあの標準点。テレビで放送したら、また見るかも。
※「DON'T MIND」…二度と観ることはない。観なくても別に。
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